BLOG

新ケアラベルについて

2015-09-15 カテゴリー:未分類

LINEで送る
Pocket

例年より長い秋雨が続く中、台風18号の猛威もありましたが、

東京では、天候も落ち着いて、晴れの日がきました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

実は、もうすぐケアラベルが変わるということを皆さんはご存知でしょうか。

ケアラベルとは、衣料品の取り扱い表示のことで、

家庭用品品質表示法により表示が義務付けられているもので

ほとんどの人が目にしたことがあると思います。

 

<JIS L 0217(現行表示)>

絵表示

 

 

この表記の仕方が法律により、変更します。

 

対象は、WTO加盟国のすべてで、

目的としては、国際統一が大きな起因とされているようです。

それまでは、国際的には規格の整合性がなく、貿易の障害となっていた部分もあり、

以前から、その統一の必要性を求められていました。

 

では、なぜ今まで日本国内独自のものが存在していたのでしょうか。

理由としては大きく3つあります。

 

①ヨーロッパでは、横ドラム式洗濯機が標準的であることに対し、

日本では、縦型のパルセータ式洗濯機が主流です。

この違いが繊維製品に対する機械的作用の違いに結びついていたからです。

 

②乾燥の違いとして、ヨーロッパでは、タンブル乾燥が標準的であることに対し、

日本では、変化があるものの、今でも主流は自然乾燥です。

 

③商標権の問題があり、日本は表示規定でJISの取り扱い表示記号を使用するように義務しているので

GINETEX(繊維製. 品取扱い表示のための国際協会)に商標権がある標準記号の採用が出来なかったのです。

 

その解決策でが、

①②については、今回のISO規格改正で日本のパルセータ式洗濯機による試験方法と自然乾燥記号が

追加されることで解消され、

③についても、GINETEXが日本、アメリカ、中国、韓国において商標登録出願は行わないとしたことにより、解決されました。

 

問題点が解消され、日本もようやく国際標準に合わせることが出来そうです。

 

今回の改正ですが、記号が変化しただけではなく、実は、内容も変わっています。

いくつかあるのですが、大きな変化としては表示基準が、適切表示から上限表示になったことです。

今までは、「この表示内容のように洗濯すると状態を悪くしにくいですよ。」

といった適切基準だったのですが、

改正後は、「この表記内容で洗濯すれば、回復不可能な損傷がおきないですよ。」

といったような上限基準になりました。

これに対して、“回復不可能な損傷”をどのように考えるかなどの課題が残っています。

 

 

この新JISですが、 2015年3月31日に告示があり、

2016年12月1日から施行が行われます。

施行後は、新JIS表示のみになりますが、

施行日までに現行表示されたいるものは、そのまま販売が可能のようです。

 

新JISについて、すべて説明しようとすると、長文になりすぎてしまうので

簡単にまとめてみましたが、興味のある方は、是非、調べてみてください。

 

意外と知られていないところで、制度は変わるものですね。

PAGE TOP